ジブリ好きなら見て欲しい!ジブリの隠れた大人な名作4選。

ジブリ作品というと、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」や「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」などの誰もが知っている作品を思い浮かべる人が多いと思います。これらの作品はテレビ放映回数も非常に多いですね。

しかしながら、ジブリ作品にはあまりテレビでは放送されていないけれども、隠れた名作があります。今回はジブリの隠れた名作4選を紹介したいと思います。

かぐや姫の物語

高畑勲監督の2013年に公開された作品です。

日本人であればだれでも知っている「竹取物語」を原作とした作品です。企画から8年の歳月と50億円の制作費が投じられ、アニメ映画としては破格の作品です。

まず、この映画はアニメの描写表現が素晴らしいです。どのシーンをとっても絵になる映像で、心情描写なども絵による表現で繊細に描かれています。

キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」です。しかしながら、1回目見た時にこの意味がよくわかりませんでした。

何度か作品を見て、この姫の犯した罪と罰という意味がわかるとこの作品は非常に素晴らしく緻密にできている作品とわかります。ぜひともご覧になってこの作品の素晴らしさを感じ取って欲しいです。

 

海がきこえる

1993年の望月智充監督の作品です。高知の進学校から東京の大学に入学した杜崎拓が、過去の高校でのエピソードを振り返りながら自分のほろ苦い青春時代の記憶を振り返っていくストーリーです。

大人な「耳がきこえる」の作品ともいえる作品ではないでしょうか。青春のほろ苦さが非常に繊細に表現された作品です。

 

おもひでぽろぽろ

1991年の高幡勲監督の作品です。

東京で育った主人公のタエ子が27歳の夏に、休暇を取得し山形の田舎へ。小さい頃から田舎に憧れていたタエ子が田舎で小学5年生の自分を振り返る。小学5年生のタエ子と今のタエ子が向き合いながら、本当の自分と向き合っていきます。この細かい心情がうまく表現されている作品です。

レッドタートル ある島の物語

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の2016年公開の作品です。

一切セリフのないこの作品ですが、見た方によっていろいろな感じ方ができる映画です。何度見てもいろいろな捉え方のできる作品なのです。

子供が見た場合は退屈な作品になるともいますが、大人が見ればいろいろな見方ができる上質な大人な作品の一つと思います。