ソニーの高級コンパクトデシカメとして人気のRX100シリーズですが、RX100が2012年に発売されて以降、現在はM5まで発売されております。
普通のカメラの機種は、アップデートされると前機種は発売されなくなりますが、このRX100シリーズは2012年の発売された初代RX100もまだ発売されており、5機種のラインナップになっているのです。
今回はRX100の5機種を比較していきます。高級コンパクトデジカメとしては最高の性能を持っていますので。購入を考えている方は参考にしてください。
RX100シリーズを徹底比較 買うならどれ?
RX100をどれにしようかなと迷っている方が参考にするべき事をまとめていきます。もちろん最新はM5ですが、他の機種も今でも販売されているだけあってそれぞれ個性を持っているんです。自分の使い方にあったものを選びましょう。詳細は比較表を作成しましたので、そちらをご参照ください。
RX100M5
最新機種だけあって、最新の機能が盛りだくさんい搭載されています。
M5の買いポイントは、高速オートフォーカス、連写性能、高解像4K動画の3点です。
- 2017年現在、最新機種
- 価格が一番高い
- 1型積層型センセー(M4と同じ)
- レンズはM4,M3と同じ
- 位相差AF方式と高精度なコントラストAF方式を併用するファストハイブリッドAF(315点)による高速・正確なオートフォーカスが可能
- 最新画像処理エンジンBIONZ X+フロントエンドLSI搭載
- 最高24コマ/秒の連写が可能
- 画素加算のない全画素読み出しによる高解像4K動画記録
- ハイフレームレートによるスーパースロモーション撮影が可能(M4と同じ)
- 可動式モニター(M5,M4,M3共通)、電子ビューファインダー(M5,M4と同じ)
RX100M4
連写はM5ほどは必要ない、全画素4Kでなくてもいいから4Kを撮影したい、スーパースローモーション撮影をしてみたいという方はM4がおすすめです。M5より価格も安いです。
- 1型積層型センセー(M4と同じ)
- レンズはM5,M3と同じ
- コントラスト式25点オートフォーカス(M5以外共通)
- 最高16コマ/秒の連写が可能
- 4K動画撮影可能
- ハイフレームレートによるスーパースロモーション撮影が可能(M5と同じ)
- 可動式モニター(M5,M4,M3共通)、電子ビューファインダー(M5,M4と同じ)
RX100M3
M3は、4Kやスローモーションは必要ない、電子ビューファインダーはそんなに使わない、連写性能はそれほどいらないという人にオススメです。M3はコスパがよく、普段使うコンデジとしての必要十分な機能は備えているので、「特別な撮影」をしたいといいた人以外はM3で十分だと思います。
- 1型裏面照射型センサー(M2と同じ)
- レンズはM5,M4と同じ
- 最高10コマ/秒の連写が可能
- 4K、スーパースローもションは撮影不可
- 可動式モニター(M5,M4,M3共通)
- 電子ビューファインダー(M5,M4より解像度が低い)
RX100M2
M2は、望遠がもう少し欲しい、モニターの可動や電子ビューファインダーは不要、マルチインターフェースのオプションで機能拡張をしたい方におすすめです。
こちらも普通利用のコンデジとしては必要十分な機能で、M3よりさらに安いです。
- 1型裏面照射型センサー(M3と同じ)
- レンズはM5,M4,M3(20-70mm)より望遠の28-100mm(M1と共通)
- モニターは可動しない
- マルチインターフェースシューが付いているので、拡張性に優れている。
- 電子ビューファインダーは付属していない(オプションで装備可)
RX100
初代モデルの魅力は、一番は価格です。価格ドットコムの最安では3万6千円で購入ができます。センサーが劣っているのでISO感度なども低めですが、そこまで影響のある差はないでしょう。
とりあえず綺麗に写真を撮りたい、コンパクトに持ち歩きたいといった方はRX100を購入し、入門していくのもよいでしょう。発売から5年以上経過していますが、決して他に劣っているカメラではないと思います。普通利用であれば十分以上な性能です。
比較表
RX100M5 | RX100M4 | RX100M3 | RX100M2 | RX100 | |
---|---|---|---|---|---|
センサータイプ | 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー(積層型) | 1.0型 Exmor R CMOSセンサー(裏面照射型) | 1.0型 Exmor CMOSセンサー | ||
総画素数 | 約2100万画素 | 約2090万画素 | 約2090万画素 | ||
有効画素数 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2020万画素 | ||
レンズタイプ | ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ | ||||
F値(開放) | F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時) | F1.8(ワイド端時) -4.9(テレ端時) | |||
虹彩絞り | 7枚 | ||||
NDフィルター | オート/入(3段分)/切 | なし | |||
35mm換算値(静止画3:2時) | 24-70mm | 28-100mm | |||
35mm換算値(動画16:9時) | 26-74mm | 29-105mm | |||
最短撮影距離 | 5cm | ||||
オートフォーカス | 像面位相差AF(315点) | コントラストAF 25点 | |||
光学ズーム | 2.9倍 | 3.6倍 | |||
タッチパネル | なし | ||||
モニタータイプ | 3.0型(4:3) / 122.9万ドット / エクストラファイン液晶 / TFT LCD | ||||
角度調節機能 | 上に約180度、下に約45度 | 可動なし | |||
ビューファインダー | 0.39型 電子式ビューファインダー(OLED)、240万ドット | 0.39型 電子式ビューファインダー(OLED)、144万ドット | 別売りアクセサリー | なし | |
画像処理エンジン | BIONZ X+フロントエンドLSI | BIONZ X | |||
手ブレ補正機能 | 光学式 | ||||
ISO感度 | ISO125-12800 | ISO125-6400 | |||
連写 | 最高約24コマ/秒 | 最高約16コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 | ||
シャッタースピード(メカ) | 30-1/2000秒 | ||||
シャッタースピード(電子) | 30-1/32000秒 | なし | |||
静止画フォーマット | JPEG、RAW | ||||
動画フォーマット | XAVC S、AVCHD、MP4 | AVCHD、MP4 | |||
4K動画 | 4KFullHD(3840x2160/30p) | なし | |||
ハイフレームレート(HFR) | 1920x1080/960fps(最大) | なし | |||
WiFi | あり | なし | |||
NFC | あり | なし | |||
マルチインターフェースシュー | なし | あり | なし | ||
USB充電・給電 | あり | ||||
動作スピード | 起動時間(約1.7秒)/撮影タイムラグ(0.15秒)/撮影間隔(0.45秒) | 起動時間(約1.6秒)/撮影タイムラグ(0.16秒)/撮影間隔(0.45秒) | 起動時間(約1.6秒)/撮影タイムラグ(0.16秒)/撮影間隔(0.6秒) | 起動時間(約2.1秒)/撮影タイムラグ(0.15秒)/撮影間隔(0.6秒) | |
幅 | 101.6mm | ||||
高さ | 58.1mm | ||||
奥行き | 41.0mm | 38.1mm | 35.9mm | ||
質量 | 299g | 298g | 290g | 281g | 240g |
発売日 | 2016/10/21 | 2015/7/31 | 2014/5/30 | 2013/7/5 | 2012/6/15 |
価格 | おおよそ13万円 | おおよそ10万円 | おおよそ8万円 | おおよそ6万円 | おおよそ6万円 |
RX100M5 | RX100M4 | RX100M3 | RX100M2 | RX100 |
※価格はソニーストアの価格に基づいておりますので、実際はもっと安値で売られています。
↓公式商品ページ http://www.sony.jp/cyber-shot/lineup/
あとがき
私が一番おすすめなのは、もっともコストも機能も十分整っているM3です。正直4Kはまだ普及が十分ではないですし、スーパースローモーションも1度試したら日常的に使う機能ではないと思うからです。初代とM2にはない可動式モニターや電子ファインダーも搭載されています。値段もM4、M5よりもお買い得です。
また、とりあえず綺麗に写真が撮りたいといった方であれば、初代が一番オススメです。高級コンデジと呼べる十分な性能を持っています。
最新機能を全部使いたいという方は迷わずM5を選ぶべきです。
皆さんも選択肢が5つもありますので、自分にあったRX100を探してみてください。